☆の話012 戦後転生?


 広島の某、川の流れる傍らにあるお店で、

 ランチを食べていました。


 この日の体調のせいかもですが、

 前菜だけで3種類・・

 お腹いっぱいになってしまいました。


 私は普段、仕事の昼休みなどは、

 プチサイズのパン2~3種類にコーヒー、

 などという食生活(?)をしているので、

 その時と比べると、

 前菜3種類にパン・・で、

 いつものお昼、一食分に相当するのです。


 いつも、わびしいお昼を過ごしているんだな、と、

 思ったりしますが、

 そんな自分が、こんな豪華ランチをしている場合か、

 という思いも、湧いたりします。


 日本は、昔、食べ物があんまりありませんでしたよね。

 世界では、いまも、食べ物がない地域があります。

 日本でも、いまも、食べれない人はいるでしょう。

 日本だって、世界だって、自分だって、

 いつ、食べ物が食べれなくなるか、わかりません。


 いろいろ考えると、哀しくなってきたりします。


 でも、食べたくても、1ミリも食べれなくなるその時 迄、

 あの時もっとありがたく食べておけば・・と思う瞬間 迄、

 真摯に目の前にある豪華な食べ物と、

 向き合っていよう・・と、思います。


 けど、そうやって感謝して納得してみても、

 食べ物が食べれない人やことの存在を認識すると、

 申し訳ない気持ちになる、気持ちは、

 切り離すことができません。


 今日はしかし、ふと、こんなことを思い出しました。


 日本の、先の大戦・・

 太平洋戦争のことですが、

 その時に、亡くなった人が、

 昭和のある年代に、

 転生した人が多いのだそうです。


 ・・・

 私も聞いた話なので、すみません、

 質問もツッコミも、

 ここではしないでください^^;


 で、実は、私も、

 その年代に、引っかかるのです。

 が、まったく、

 身に覚えがございません。

 自分は違うんじゃないか、と、思うくらい、

 心当たりがございません。


 なのですが、

 同級生のお友だちに、

 戦争の惨禍が、話に聞くだけの昔話とは思えなくて、

 自分が体験したかの様に、

 怖かったり、涙が止まらなかったりするのだ、

 という人が、

 ひとりだけ、いました。


 感受性がかなり強いのだな、と、思いました。

 

 私は、広島県の、公立学校で育った人間なので、

 戦争教育は受けてきた方だと思います。

 それこそトラウマになる位、見聞きもしてきました。

 他県では戦争について、そんなに授業しない、

 広島と○○(他県の地名)ぐらい・・

 と、大人になって知った時に、

 なんだか悔しい気持ちになった位、

 戦争の話は身近でした。

 が、それでも、

 自分に起きたことの様には、思えないのです。


 その後、先出の同級生ですが、

 いまは嫁いで、広島県外に住んでいるのですが、

 いまの居住地で、戦争の話がふっと出て、

 「自分は戦争で死んだんじゃないかと思うくらい、

  戦争の話が怖くてたまらない」

 と、おっしゃる、

 同世代のママ友さんに出会ったそうです。

 

 広島県内でも、そんな人に会ったことはないのに、

 初めて、同じことを思っている人に出会った・・!

 という様なことを、思われたそうです。


 この、私たちの生まれた年代が、

 先の大戦で亡くなった人の、

 生まれ変わりが多い・・

 という説の、

 真偽のほどはわかりません、が、

 

 食べ物がここ近年でいちばん、

 食べれなかった時代に、死んだ人たちが、

 いま、この時代に転生して、

 たくさん、美味しいものを食べれてるなら、

 それが本当なら、いいのになぁ・・

 と、思いました、

 という、

 今回のお話です。



 戦争で亡くなった方が、

 生まれ変わるなら、

 いちばん望むのは、

 次は戦争がない時代なんじゃないか? と、

 おっしゃる方(ここにいらしたら)、

 ごもっともです。

 が、

 日本がこのまま、順調に平和でいけば、

 私たちの世代が、徴兵されることはなさそうです。

 兵士としては高齢になっちゃうんですよね。

 ヤッター、俺らの時代、戦争に行かないで済んだ~的な。

 まぁ、日本本土を爆撃されたりすれば、

 結局、また戦死かよっ!ということにはなりますが。

 (私は戦争で死んだ人は戦死だと思っています)



 その時迄、美味しいものを食べましょう。

 というか、美味しくものを食べましょう。



ナユミマもの語り^^

ナユミマカハラです!  「不思議に思ったこと」等、 語ります^^

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